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回転体の端や回転軸に垂直の平面での切断図はすべて円であります。ものの生産技法の主な運動としても回転運動があります。皿、茶碗、照明器具などの回転体の生活器具は非常に多くあります。

これらの円を斜めに見ると楕円になるので、眼に映るように表現する為には楕円を描かく必要がございます。

■長径(長軸)と短径(短軸)とを直交楕円

  • 与えられた長軸ABを直径とする円(大幅円という)と短軸CDを直径とする円(小幅円という)を描きます。(ここでは長軸100mm、短軸60mmとします。)
  • 円周を分割します。(30°で分割し、一部分を15°で分割します。)
  • 大幅円の分割点からは垂直線、小幅円の等分点からは水平線を引き交点を求めます。
  • 各点を雲形定規を使用して曲線で結ぶと、正楕円の出来上がりです。
  • 《ヒント》
    できるかぎり、左右、上下に同じ曲線を描き、つなぎ目を滑らかにするときれいに楕円を描くとことができます。

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