home> 平面図学> 応用⑤

  • 転動円の軌道円心Oを定めて、Oを中心に転動軌道の円弧を描きます。ここでは半径77とします。
  • Oから垂線を引き、交点Pを求めてPに接する転動円(上下同半径、ここではR20とします。)を描きます。描きました円の中心を下側をO1、上側をO2とします。
  • 半円周を直延します。PAは半円周の長さとします。
  • Pから接線を引き、Pを中心にAPの長さを接線に移しBを求めます。
  • 直線PBの長さを転動軌道の円弧に移しCを求めます。
  • PCを反対側にも移しDを求めます。
  • 円周および転動軌道の円弧を同数に等分します。(ここでは12等分します。)
  • OC,ODを直線で結び延長します。
  • Oから転動円心O1,O2を半径とする円弧を描いて、転動円心の軌道を求めます。
  • Oと転動軌道の円弧の等分点を直線で結び、O1の転動円心との交点を1',2',3'・・11'、02の転動円心との交点を1",2",3"・・・11"を求めます。
  • Oを中心に上下の転動円周の等分点を半径に円弧を描き、円弧A',B',C'・・・E'およびE",D",C"・・・A"を求めます。
  • 転動円の半径で1'を中心にA'の円弧との交点を求めます。2'を中心にB'の円弧との交点を求めて、同様の操作を繰り返します。
  • 転動円の半径で切った円弧の各点を雲形定規で結べば、転動軌道の上側の曲線がエピ(外転)サイクロイド曲線、下側の曲線がハイポ(内転)サイクロイド曲線が出来上がります。
※半円弧の直延などの近似な作図もある為多少のズレは考慮すること、とくに作順12の5'と5"、7'と7"を定めるとき直線OC・ODから外のときは前後の定点となだらかに雲形定規でつなげるとよい。

・エピサイクロイド曲線
円の外側を他の円が転がってできるサイクロイド曲線のことをいいます。

・ハイポサイクロイド曲線
円の内側を他の円が転がってできるサイクロイド曲線のことをいいます。

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